なぜIPアドレス計算が必要なのか?
インフラ設計やネットワーク設定を行うエンジニアにとって、IPアドレスの計算は避けて通れません。
「192.168.1.0/24のネットワークには何台のホストが接続できるか?」「このIPはサブネットのどの範囲に属するか?」——こうした計算を手作業でやるのは大変なため、ツールが必要です。
CIDR表記とは
CIDR(Classless Inter-Domain Routing)表記は、IPアドレスとサブネットマスクを"/"でつなぐ表記法です。
- 192.168.1.0/24 → サブネットマスク: 255.255.255.0(ホスト数254)
- 10.0.0.0/16 → サブネットマスク: 255.255.0.0(ホスト数65534)
- 172.16.0.0/12 → プライベートアドレス帯
/の後の数字はプレフィックス長で、先頭から何ビットがネットワーク部かを示します。
このツールで分かること
- ネットワークアドレス(ホスト部がすべて0)
- ブロードキャストアドレス(ホスト部がすべて1)
- サブネットマスク(CIDR → 255.x.x.x形式)
- ワイルドカードマスク(ACL設定で使用)
- 利用可能なホスト数
- IPクラス(A/B/C)とプライベート/パブリック判定
AWS/GCPでのVPC設計への応用
クラウドインフラの設計でもCIDR計算は必須です。
- VPCのCIDRブロックを決める(例: 10.0.0.0/16)
- サブネットに分割する(パブリック: 10.0.1.0/24、プライベート: 10.0.2.0/24 など)
- セキュリティグループのIPレンジ指定
- ピアリング設定でのルートテーブル設定
AWSのVPCでは最大/16、最小/28のCIDRブロックが設定可能。適切なサイズを見積もるためにホスト数計算が必要です。
試験対策としても
ネットワークスペシャリスト・CCNA・CompTIA Network+などの試験では、サブネット計算問題が頻出です。
このツールで答え合わせをしながら、手計算の練習と組み合わせると効果的に学習できます。
特に「/28はホスト何台?」「/24のブロードキャストは?」というすぐに答えられるよう練習しておくと、試験時間の節約になります。
このツールを作った理由
社内のネットワーク設計書を作るとき、毎回サブネット計算ツールを探していました。無料のWebサービスはいくつかありますが、広告だらけだったり使いにくかったりすることが多くて。
シンプルで速いものを自分で作ろうと思ったのが出発点です。