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⚠️ ミス防止リスト

試験で点を落としやすい8つの落とし穴

📌
使い方

試験直前に通読するのが効果的です。「よくあるミス」で自分のパターンを確認し、「正しい考え方」を声に出して言えるようにしてください。

① 売掛金と未収入金
⚠️ よくあるミス
「後で受け取る金額」なら何でも売掛金を使ってしまう。
✅ 正しい考え方
売掛金商品・サービスの売上取引で代金を後で受け取る場合。
未収入金売上以外(固定資産の売却・保険金の未受取など)で代金を後で受け取る場合。
「本業か、それ以外か」で判断する。
🎯 試験での出方
「商品を掛けで販売した」→ 売掛金
「不要になった備品を売却し、代金は後日受け取ることにした」→ 未収入金
② 買掛金と未払金
⚠️ よくあるミス
「後で払う義務」なら何でも買掛金を使ってしまう。
✅ 正しい考え方
買掛金商品・原材料の仕入取引で代金を後で払う場合。
未払金仕入以外(備品の購入・経費の未払いなど)で代金を後で払う場合。
「本業の仕入か、それ以外か」で判断する。
🎯 試験での出方
「商品を掛けで仕入れた」→ 買掛金
「備品を購入し、代金は来月払いにした」→ 未払金
③ 前払金と前払費用
⚠️ よくあるミス
「前払い」という言葉から両方同じ科目だと思い、どちらを使えばよいかわからなくなる。
✅ 正しい考え方
前払金商品の仕入に先立って代金の一部を前払いしたもの(手付金)。資産。
前払費用費用のうち翌期以降に対応する部分を決算で繰り延べたもの。資産。
「商品代金の前払いか、費用の繰延べか」で判断する。
🎯 試験での出方
「商品の注文と同時に手付金¥10,000を現金で支払った」→ 前払金
「決算整理:支払家賃のうち翌期分¥5,000を繰り延べる」→ 前払費用(貸方:支払家賃)
④ 前受金と前受収益
⚠️ よくあるミス
「前受け」という言葉から混同し、どちらを使えばよいかわからなくなる。
✅ 正しい考え方
前受金商品の売上に先立って代金の一部を受け取ったもの(手付金)。負債。
前受収益収益のうち翌期以降に対応する部分を決算で繰り延べたもの。負債。
「商品代金の前受けか、収益の繰延べか」で判断する。
🎯 試験での出方
「得意先から商品代金の一部¥20,000を前受けした」→ 前受金
「決算整理:受取家賃のうち翌期分¥8,000を繰り延べる」→ 前受収益(借方:受取家賃)
⑤ 貸倒引当金
⚠️ よくあるミス
「繰入額」と「引当金残高」を混同する。実際の貸倒れと引当金設定の仕訳を混乱させる。
✅ 正しい考え方
引当金設定(決算):借方 貸倒引当金繰入(費用)/ 貸方 貸倒引当金(資産の控除項目)
実際の貸倒れ:借方 貸倒引当金(引当金を使い切る)+ 貸倒損失(超過分)/ 貸方 売掛金
「設定」と「実際の貸倒れ」は別の仕訳。
🎯 試験での出方
「売掛金¥200,000の2%を貸倒引当金として設定する」
→ 借方:貸倒引当金繰入 4,000 / 貸方:貸倒引当金 4,000
⑥ 減価償却
⚠️ よくあるミス
「残存価額」を計算に含め忘れる。「取得原価÷耐用年数」と単純に計算してしまう(残存価額ゼロ以外の場合に誤る)。
✅ 正しい考え方
定額法:(取得原価 − 残存価額)÷ 耐用年数 = 年間減価償却費
仕訳:借方 減価償却費 / 貸方 備品減価償却累計額(間接法)または備品(直接法)
試験では間接法が多い。「累計額」に累積していく点も押さえる。
🎯 試験での出方
「備品:取得原価¥300,000 残存価額ゼロ 耐用年数5年(定額法・間接法)」
→ 年間減価償却費 = 300,000÷5 = 60,000円
→ 借方:減価償却費 60,000 / 貸方:備品減価償却累計額 60,000
⑦ 消耗品と消耗品費
⚠️ よくあるミス
購入時に常に「消耗品費」を使ってしまう。決算整理の仕訳が逆になる。
✅ 正しい考え方
問題文の処理方針に従う。
【費用処理した場合の決算整理】未使用分を「消耗品費→消耗品」へ振り替える:
 借方:消耗品 / 貸方:消耗品費
【資産処理した場合の決算整理】使用分を「消耗品→消耗品費」へ振り替える:
 借方:消耗品費 / 貸方:消耗品
🎯 試験での出方
「消耗品¥8,000を購入し費用処理した。決算時に未使用分¥2,000を資産に振り替える。」
→ 借方:消耗品 2,000 / 貸方:消耗品費 2,000
⑧ 当座預金と当座借越
⚠️ よくあるミス
当座預金がマイナスになっても気づかず「当座預金(マイナス)」のまま仕訳してしまう。
✅ 正しい考え方
当座預金の残高を超えて引き落としが発生すると「当座借越(負債)」になる。
・当座預金の残高内:貸方 当座預金(資産の減少)
・残高超過分:貸方 当座借越(負債の増加)
または問題の指示に従い「当座預金」のまま処理することもある(一勘定制)。
🎯 試験での出方
「当座預金残高¥50,000に対し¥80,000の小切手を振り出した(二勘定制)」
→ 借方:(費用科目等)80,000 / 貸方:当座預金 50,000・当座借越 30,000