⏱ 7分 ★★★★☆ 頻出:高

リスクとは

リスク=可能性×影響度。定量・定性評価・残余リスク・インシデントとの違い

リスク=「損害が起きる可能性」を数値化・評価する概念

リスクとは、脅威が情報資産の脆弱性をついて損害をもたらす可能性(確率)と影響の大きさの組み合わせです。

「危ないかもしれない」だけでは管理できません。リスクを定量化・定性化することで、「どこから手を付けるか」が決まります。

試験では「リスクの計算式」「リスクレベルの判定」「残余リスク」が頻出です。

リスクの計算式(考え方)

リスクの大きさ
リスク = 発生可能性(Likelihood)× 影響度(Impact)
≒ 脅威レベル × 脆弱性の深刻さ × 情報資産の価値
例:
・発生可能性:高い(攻撃者が増えている)
・影響度:大きい(顧客情報10万件が流出する)
→ リスクレベル:非常に高い → 優先対策が必要

リスクの評価方法

定量的評価
リスクを金額・確率などの数値で表す方法。
例:「年間期待損失額(ALE)=損失額×発生確率」
客観的だが、データ収集が難しい。
定性的評価
リスクを「高・中・低」などの段階で表す方法。
例:リスクマトリクスで分類する。
実施しやすいが主観が入りやすい。
リスクマトリクスの例
影響度\発生可能性
最高
最低

固有リスクと残余リスク

固有リスク(Inherent Risk)
対策を何も講じていない場合のリスクの大きさ。「素のリスク」。
↓ 対策を実施
残余リスク(Residual Risk)
対策を講じた後も残る、完全には排除できないリスク。
「ゼロリスクは不可能」という前提で、残余リスクを許容水準以下にすることが目標。
「対策後も残るリスク=残余リスク」。この概念がリスク受容の判断基準になります。

リスクアペタイト・リスク許容度

リスクとインシデントの違い

⚠️
リスク
まだ起きていない
損害が発生する可能性
💥
インシデント
すでに起きた
セキュリティ上の事故・問題
リスクとインシデントは別物。リスク管理はインシデント「を防ぐ」ための活動。インシデント管理は起きた「後の対応」です。
🧠 確認クイズ
Q1. リスクの大きさを求める基本的な考え方として正しいのは?
Q2. 残余リスクの説明として正しいのは?
Q3. リスクの定性的評価の説明として正しいのは?