プロジェクト管理
まず結論
プロジェクト管理ではWBS・ガントチャート・PERT(クリティカルパス)が必須知識です。特にクリティカルパス計算とEVM(出来高管理)は計算問題として頻出です。
WBS(作業分解構造)
プロジェクト全体
設計
実装
テスト
WBSは成果物を階層的に分解してタスク一覧を作成する。最下位要素をワークパッケージという。
PERT図とクリティカルパス
例:4つのタスクからなるプロジェクト
S
→A(3日)→
1
→C(4日)→
→B(5日)→
2
→D(2日)→
G
経路1(A→C):3+4=7日
経路2(B→D):5+2=7日
→ クリティカルパス = 7日(両経路が最長)
経路2(B→D):5+2=7日
→ クリティカルパス = 7日(両経路が最長)
クリティカルパス:プロジェクトの最長経路。ここに遅れが生じるとプロジェクト全体が遅れる。フロート(余裕)がゼロの経路。
EVM(アーンドバリューマネジメント)
| 指標 | 英語 | 意味 |
|---|---|---|
| PV | Planned Value | この時点までに計画していた作業の予算 |
| EV | Earned Value | この時点までに実際に完了した作業の予算換算値 |
| AC | Actual Cost | この時点までに実際に使ったコスト |
SV(スケジュール差異)= EV - PV
正 → 計画より進んでいる
負 → 計画より遅れている
CV(コスト差異)= EV - AC
正 → 予算内(コスト節約)
負 → 予算超過(コストオーバー)
🎯 試験での出方
- PERT図でクリティカルパスを求める計算問題
- 「WBSの最下位要素」→ ワークパッケージ
- EVM指標の計算:SV=EV-PV、CV=EV-AC
- 「ガントチャートで分かること」→ タスクの期間・並行作業・開始/終了日
⚠️ よくある間違い
- 「クリティカルパスは最短経路」→ ✗ クリティカルパスは最長経路(全経路の中で最も時間がかかる経路)
- 「SVが負はコスト超過」→ ✗ SVはスケジュール差異。負は遅延。コスト差異はCV
- 「ガントチャートはPERT図と同じ」→ ✗ ガントチャートは棒グラフで期間を表す。PERT図はネットワーク図で依存関係を表す
✍️ 確認クイズ
Q1. プロジェクト管理において「クリティカルパス」とはどれか。
✅ 正解は②。クリティカルパスはPERT図で全ての経路のうち最も時間がかかる経路。この経路が遅れるとプロジェクト全体が遅れるため、最重要管理対象となります。
Q2. EVMでEV=80、AC=100のとき、CV(コスト差異)はいくつか。
✅ 正解は②。CV=EV-AC=80-100=-20。CVが負はコスト超過(予算以上に使っている)。80の仕事をするのに100のコストがかかっているので20のコストオーバー。
Q3. WBS(作業分解構造)の目的として正しいものはどれか。
✅ 正解は②。WBS(Work Breakdown Structure)はプロジェクトの成果物や作業を階層的に分解して、すべての作業を漏れなく洗い出す手法。スケジュール管理はガントチャートが担う。
Q4. ガントチャートの説明として正しいものはどれか。
✅ 正解は②。ガントチャートは横軸に時間、縦軸に作業を配置し、各作業の期間を横棒で表したスケジュール管理図。作業の進捗状況を視覚的に確認しやすい。①はPERT/アローダイアグラム、③はWBSです。
Q5. プロジェクト管理でクリティカルパスとは何か。
✅ 正解は②。クリティカルパスはPERT図(アローダイアグラム)において、開始から終了までの最長経路であり、プロジェクト全体の最短完了日を決定します。クリティカルパス上の作業は1日遅れるとプロジェクト全体が1日遅延するため、重点的に管理が必要です。
Sponsor Link