経営戦略・IT戦略
まず結論
経営戦略ではSWOT分析・PPM・ファイブフォースなどの分析フレームワーク、IT戦略ではERP・SCM・CRM・BSCなどの用語が頻出です。アルファベット略語の意味と用途をセットで覚えましょう。
SWOT分析
S(強み)
内部・プラス要因
例:技術力、ブランド力
例:技術力、ブランド力
W(弱み)
内部・マイナス要因
例:資金不足、人材不足
例:資金不足、人材不足
O(機会)
外部・プラス要因
例:市場拡大、規制緩和
例:市場拡大、規制緩和
T(脅威)
外部・マイナス要因
例:競合参入、不況
例:競合参入、不況
S/W=内部環境、O/T=外部環境 で分析するフレームワーク
IT戦略の主要用語
| 略語 | 正式名 | 概要 |
|---|---|---|
| ERP | Enterprise Resource Planning | 経営資源(生産・在庫・会計・人事等)を統合管理するシステム |
| SCM | Supply Chain Management | 原材料調達から顧客へのデリバリーまでの供給連鎖を最適化 |
| CRM | Customer Relationship Management | 顧客との関係管理。顧客情報を一元管理して営業・サポートを改善 |
| BSC | Balanced Scorecard | 財務・顧客・内部プロセス・学習と成長の4視点でKPIを設定 |
| KPI | Key Performance Indicator | 目標達成度を測る定量的指標(例:月次売上・顧客満足度) |
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)
⭐ 花形(Star)
市場成長率:高
市場占有率:高
→ 積極的投資
市場占有率:高
→ 積極的投資
🐄 金のなる木(Cash Cow)
市場成長率:低
市場占有率:高
→ 収益源・維持
市場占有率:高
→ 収益源・維持
❓ 問題児(Problem Child)
市場成長率:高
市場占有率:低
→ 選択的投資
市場占有率:低
→ 選択的投資
🐕 負け犬(Dog)
市場成長率:低
市場占有率:低
→ 撤退検討
市場占有率:低
→ 撤退検討
🎯 試験での出方
- SWOT分析の4要素の分類(内部/外部、プラス/マイナス)
- 「ERPの目的」→ 全社資源の統合管理
- 「SCMの目的」→ サプライチェーン全体の最適化
- PPMの4象限(花形・金のなる木・問題児・負け犬)の特徴
⚠️ よくある間違い
- 「SWOT分析のOは内部要因」→ ✗ O(機会)はT(脅威)とともに外部環境。S(強み)W(弱み)が内部環境
- 「SCMは顧客管理システム」→ ✗ 顧客管理はCRM。SCMはサプライチェーン(調達〜デリバリー)の管理
- 「金のなる木は投資すべき」→ △ 金のなる木は成熟市場で収益を生む。過度な投資は不要で、得た収益を花形や問題児に投資する
✍️ 確認クイズ
Q1. SWOT分析で「競合他社が弱い分野に自社の強い技術がある」はどの要素の組み合わせか。
✅ 正解は②。「自社の強い技術」はS(内部・プラス)、「競合が弱い分野(ビジネスチャンス)」はO(外部・プラス)。S×O戦略は強みを活かして機会を取りに行く積極的戦略。
Q2. ERPの説明として正しいものはどれか。
✅ 正解は③。ERP(Enterprise Resource Planning)は企業の全リソース(生産・在庫・財務・人事等)を統合したシステム。顧客管理はCRM、供給連鎖管理はSCM。
Q3. PPMで「市場成長率が低く、市場占有率も低い」製品の分類はどれか。
✅ 正解は③。負け犬(Dog)は市場成長率・市場占有率ともに低い。収益も期待できず将来性も低いため、撤退検討の対象となります。
Q4. CRM(顧客関係管理)の主な目的として正しいものはどれか。
✅ 正解は②。CRM(Customer Relationship Management)は顧客データ(購買履歴・嗜好・接触履歴等)を一元管理し、営業活動やサポートを最適化して顧客満足度を高めるシステム・戦略です。供給連鎖管理はSCM、全社資源統合はERPです。
Q5. BSC(バランスト・スコアカード)で管理する4つの視点の組み合わせとして正しいものはどれか。
✅ 正解は②。BSC(Balanced Scorecard)は財務・顧客・内部プロセス・学習と成長の4つの視点でKPI(重要業績評価指標)を設定し、戦略を実行管理するフレームワーク。財務指標だけでなく非財務指標も含めてバランスよく管理するのが特徴。③はSWOT分析の4要素。
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